2010年03月28日

【ボブ・ディラン】ライブ

ボブ・ディランのライブに行ってきました

ディランはとても元気でした
それに68歳とは思えない力強い歌声でした

でもこの記事をなかなか書く気がおきなかったのです
それはとても不満なライブだったから・・

ディランはアメリカでもライブハウスツアーをやっていて
その評判は素晴らしいものでした
それが日本で実現するという事で
大いなる期待を持ってライブに行った私は愕然としたのでした

18時会場19時開演
オールスタンディングといっても整理番号があるので
そんなに早く行かなくてもと思い会場に着いた時には
もう18時を回っていました

もう会場は始まっていましたが私のブロックはまだだったので
会場外のロッカーに荷物とコートを入れ戻って来ると丁度私の
ブロックの会場が始まったところでした

中に入るとブロックごとの入り口があり私のブロックは
1階の中ほどよりかなり後ろでした
前はもう人がいっぱいでした

スタンディング用の会場という事でそれなりに後ろでも
ステージが見えるように工夫されているのだろうと思っていた期待は
みごとに裏切られ床は平らで人の頭で全くステージが見えません

30分程待ってディランが登場しました
何とか見ようと人の頭の間を左右に首を振りながら覗きましたが
たまにチラリと見えるだけでバンドなどは全く見えず・・
そのうちに全く見えなくなってしまいました

せめてスクリーンがあればもっと楽しめたと思いますが
スクリーンもなくディランの見えないステージの上には
チープな背景映像が時々変わるだけ

私はもう見ることを諦め歌を聴く事に集中しようと思い
目を閉じて疲れてくる足を運動がてらにリズムをとるように
動かしていました

司会者もいなく紹介もなく始まったディランのライブは
MCもなくディランは歌い続けるだけ、曲紹介もなく
曲の終わった後のサンキュウという一言もなく
約14曲位歌いつづけ終わりました

メインセットの中には知っている曲もなく
そしてアンコールの一曲目初めて知っている曲が歌われました
「ライク・ア・ローリング・ストーン」アンコールは3曲
最後の曲の前に始めてディランが話しました
一言ディアフレンズだったかな?
そして簡単にメンバー紹介
アンコールを含め約2時間のステージでした

他の海外ミュージシャンの場合はおぼえたての日本語で
「ニッポンノミナサンコンニチワ」とか言って笑わせたり
舞台装置が凄かったり、ポール・マッカートニーのMC
なんかは同時通訳でしたから色々楽しませてくれる訳です

でもディランの場合は全くそんなことはなくディランらしいなと
思いました

後になってディランに詳しい方のサイトを見たらアメリカでも
同じパターンみたいです
司会者はいるみたいですが・・

そしてディランは500曲を超える曲の中から毎回セットリスト
を変えて歌い続けるので毎回観に行けば凄い数の曲が聴けるとの事

そもそも私はディランについては詳しい訳でもなく
ディランのステージを一度は見たいと思っていたので
ディラン来日、しかもライブハウスツアーという事を知って
ディランを真近に見られると思ったのですぐに申し込みをしたのです

ZEEP TOKYOUというライブハウスは初めて行ったのですが
この事も後で知った事ですが10年位で色んな場所に移動したり
するらしいです
どおりで作りは安普請、架設小屋を少し良くした程度で
設備なんかもひどいものです
音響も悪く全てがチープだった

観客は若い人が多く、外人さんもかなり来ていたが
終わった後、外に出てみるとみんな無表情で笑顔は見えなかった
ほとんどの人が期待はずれだったのだろう

でも一番ガッカリしたのはディラン本人だったかも知れない
小さいライブハウスでパーティーのようなライブをやりたいと
言っていたと聞いている

これは全て主催者の責任だと思うのです
ディランは日本のライブハウスの事情などは知る由も無く
主催者は採算だけを考え一番大きなライブハウスのZEEPを選んで
観客を詰め込んだのです
ディランの気持ちもファンの気持ちも考えずに

ディランはもう二度と日本でライブハウスツアーはやらないと
私は推測しています

こんな感じでしたのでなかなか記事が書けず
又、期待して下さったみなさまにもつまらない記事しか書けず・・
でもこれが事実でした

もう二度とZEEPのスタンディングには行かないと思った私です
間もなく取り壊しになりますが・・

追記
一曲目の出だし拓郎さんかと思いました
やせっぽちのブルースかなと思った
あの曲は何ていう曲だろう?
posted by yumi at 22:40| Comment(23) | その他アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
yumiさん
ZEEPという所はライブハウスとしては多分大き過ぎるのですよ
それか多目的に使えるように作ったのではないでしょうか
それにしてもお客さんは
がっかりですね ディランを見に行ってディランが見れないなんて
少し工夫をして欲しかったですね
ディランもきっと悔しい思いでしょう
今回の主催者は色々事情を分かっていたはず一番いけないと思います
ディランにも此に懲りず
また日本で歌って欲しいです
Υの気持ち 私には良くわかりました
どうも お疲れさまでした
Posted by ヘロ岡 at 2010年03月29日 00:47
yumiさん
ありがとうございました
うまく言葉にできないのですが……
yumiさんのお気持ちがよくわかりました
本当にお疲れさまでした
Posted by koko at 2010年03月29日 08:18
yumiさんの「これは全て主催者の責任だと思うのです
ディランは日本のライブハウスの事情などは知る由も無く
主催者は採算だけを考え一番大きなライブハウスのZEEPを選んで観客を詰め込んだのです
ディランの気持ちもファンの気持ちも考えずに」という箇所がポイントだと思います。
これこそがメガホリズムです。
現在の日本はディランとその観客すらメガホリズムに巻き込んでしまう国になっています。
yumiさんのこの情報を織り込んだ上で
本日、ZEPPに行ってきます。
貴重な情報をありがとうございました。
Posted by 蔭山敬吾 at 2010年03月29日 09:22
ヘロ岡さん
ディランを真近で観られるとワクワクして
出かけたのに、とても残念でした
みなさんも楽しかったよ、素晴らしかったよ
という記事を期待して下さっていたと思うので
なかなか書けませんでした
アメリカのディランのライブは素晴らしいそうです
行ってみたいですが、無理ですね!
Posted by yumi at 2010年03月29日 10:19
kokoさん
ありがとうございます
楽しい話しじゃなくてすみませんでした
やっぱり拓郎さんが一番楽しいですね
次は楽しい話題を!
Posted by yumi at 2010年03月29日 10:25
蔭山敬吾さん
コメントありがとうございます
今日、行かれるのですか
期待されていたことと思いますが
こんなつまらないネタバレを書いてしまって
申し訳ない気持ちです
今、連載されているメガホリズムとは
こういうことなんですね!
私には難しくて良く理解出来ないと思っていたのですが
蔭山さんのブログ読み返してみます
Posted by yumi at 2010年03月29日 10:36
ディランは一度として同じ事をしないアーティストなので、楽曲1曲、アルバム1枚、コンサート1箇所で印象を語ろうとすると、どうしても「群盲象を語る」になってしまいます。
ディランは、“ボブ・ディラン”という長いキャリア全部で見ないと、見えるものも見えない(全部で見てもなかなか見えない)アーティストなんです。

日本のファンへのサービスということで云えば、『SUKIYAKI』を演奏したツアーもありました。
MCでお客さんを笑わせるツアーもありました。
だからって、次のツアーで同じ事はやらない、同じツアー中でも毎日セットリストが違う、演奏曲は原曲がわからないくらいにアレンジを変えてしまう、ファンサービスどころか「いやがらせ」の大好きなアーティストなんです(笑)

78年の初来日時、そんなことを知らない日本のファンは、呆気にとられ、戸惑いました。
拍手もまばらでした。
しかし、その公演が後に『武道館』というアルバムになってリリースされ、何度も聴いていくうちに、やっとディランの真意のようなものがわかってくる…

『風に吹かれて』と『天国の扉』しか知らないような、特にディランのファンというわけではないような人にとっては、ディランのライブは苦行に近いつまらないものに感じるかと思います。

ただひとつ云えるのは、至れり尽くせりのエンターテイメント・ショーに馴らされている方にとっての「楽しかったよ」「素晴らしかったよ」なライブは、かつて一度もディランはしていません。
Posted by MBP at 2010年03月29日 11:54
ボブ・ディラン私も見に行きました・・
たしかに、ぎゅうぎゅう詰めでしたよね・・。
実は、私はボブ・ディランのサイトを作ってまして、
もしよければリンクさせてもらいたいのですが・・・
お願いできますでしょうか!?
よろしくお願いいたします。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/1061/current_bob.html
Posted by にしむら at 2010年03月29日 11:55
MBPさん
コメントありがとうございます
ディランのファンの方からコメント頂けるとは思いませんでした
私は吉田拓郎さんのファンでデビューの頃は和製ボブディランと言われていたのでディランには感心を持って見ています
ディランについてはアメリカでディランのライブを100回以上観ているという方のサイトを見させて頂いてだいたいの事は把握しています
今回はディランが近くで観られるとい事でチケットをとりました
ディランに対しての不満ではありませんのでご理解お願い致します
Posted by yumi at 2010年03月29日 12:58
yumiさん

Bob Dylan
Leopard-skin
Pill-Box Hat

「やせっぽちのブルース」ちょっと似てる感じですよ違うかな〜?
Posted by ヘロ岡 at 2010年03月29日 13:50
にしむらさん
コメントありがとうございます
サイト見させて頂きました
ディランの情報がいっぱいですね!
私と違って良い思いをした方もたくさんいらしゃるのですね
あとでゆっくり見させて頂きます
今回のツアーはディランはキーボードだったのでしょうか?
私が見たのはギターの方で、もしキーボードだったら
一回もディランを見てない事になります(泣)
顔も良く見えないくらい後ろでしたので
こういう時は男性で背の高い方が断然有利ですね!
私は吉田拓郎さんのファンでほとんど拓郎さんの記事ばかりです
リンクを貼って頂くのはかまいませんが私の記事を読んだら
ディランのファンの方はがっかりされるのではないかと心配です
こちらからは個人の方のサイトはリンクしていませんので
よろしくお願い致します
Posted by yumi at 2010年03月29日 18:06
ヘロ岡さん
調べて下さったのですか?
ありがとうございます
Leopard-skin Pill-Box Hat
YouTubeで聴いてみましたがちょっと違うようです
日本語で♪風が吹いてきたよ〜♪と聴こえたのです
ディランが日本語で歌う訳はないですから
たぶん私の空耳だと思います
ディランは毎回セットリストが違うとの事ですから
数多い曲の中から探すのはとても困難です
私が行った当日のセットリストを作っている人でも探さないと
Posted by yumi at 2010年03月29日 21:04
ディラン!初めて聞く人にも”グッ”と感じられたことでしょう。
私は30数年前の初来日のツアー(BUDOLANのライブアルバムになったやつです)だけしか行っていませんが、ズシリと感じさせられたものでした。
ただもう一つ、英語がわからないつらさは他のポップな歌手以上に感じさせられましたよね。”風に吹かれて”までニューアレンジでやられたら何の曲かわからなかった悲しい思い出もあります。
Posted by Os_sun at 2010年03月29日 22:25
↑BUDOLANじゃなくBUDOKANです。
Posted by Os_sun at 2010年03月29日 22:28
Os_sunさん
はい、歌は素晴らしかったです
でも一目も見られなかった。。。
ギターの人しか見えなくてそれがディランだと思っていたのに
どうやら今回はキーボードだったようで
なんのためのライブハウスツアーだったのか?(泣)
初来日の時に行ったのですね
主人も観にいったと言ってました
主人は今回が二度目、私は初めてでした
「風に吹かれて」も私の行った日には歌ってくれませんでした
でも1回も2回も同じ、ディランは毎回違うので何回見ても同じなようで
行ったというだけで良しとしておきます
Posted by yumi at 2010年03月29日 23:28
Leopard-skin Pill Box Hax 違いましたか 僕は何度も聴いているうちに ますます似てると感じました
詩の意味はわかりませんがボブ・ディランの曲の魅力に少し触れた感じです (^O^)
Posted by ヘロ岡 at 2010年03月30日 00:49
ヘロ岡さん
ディランいいですよね〜
やっぱり拓郎さんと似ている
特に拓郎さんの初期の頃に・・
色々聴いてみたいです
洋楽ロック専門の主人に言うと
拓郎がディランを真似たんだろう
と言われてちょっとくやしいです
Posted by yumi at 2010年03月30日 14:36
ご主人様の言う通り 拓郎さんはボブ・ディランの影響は相当受けていると思いますよね マネでは無いでしょうけどね (笑)
Posted by ヘロ岡 at 2010年03月30日 18:03
そ〜いえば 「ハッテイ・キャロルの寂しい死」は 「準ちゃんが今日の吉田拓郎に与えた多大なる影響」(長い) のメロディですけど アレって著作権はどうなっているのでしょうかね拓郎さんが辞めた後でエレックはレコードにしているけど〜 …
ま、いいですか〜
Posted by ヘロ岡 at 2010年03月30日 18:26
以前、どこかで書いたんだけど、私の友人が30数年前にアメリカに留学したとき、拓郎さんのアルバムのテープを持って行ったのですが、アメリカの連中から「あのディランを日本語で歌っているやつを聞かせてくれ」と云われたそうです。
Posted by Os_sun at 2010年03月30日 22:25
ヘロ岡さん
JASRACで調べたら「準ちゃんが今日の吉田拓郎に与えた多大なる影響」は拓郎さの作詞、作曲で登録されてました
第二集に入ってますよね!
Posted by yumi at 2010年03月31日 01:22
Os_sunさん
アメリカ人が聴いてもやはりそう思うのですね!
興味深いお話ですね!
拓郎さんは歌だけでなく人生もディランに
似ているような気がします
Posted by yumi at 2010年03月31日 01:28
Os_sunさん
貴重なエピソードありがとうございます
嬉しいですね そんなことがあったなんて..

yumiさん
これで僕の疑問が解けました
調べていただいてありがとうございました〜
Posted by ヘロ岡 at 2010年03月31日 02:38
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吉田拓郎2009


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☆10/20オールナイトニッポンで元気に復活\(^_^)/☆


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